つる植物の園 ~Vine garden~

つる植物を中心に植えた草花の管理ブログ

シンボルツリーの株元に…③ホスタ

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シンボルツリーの奥側に植えたのはホスタ(ギボウシ)です。

 

つる植物の園は南側に6Mの絶壁を背負っていて陽当たりが良くないエリアが多いので、魅力的なシェードガーデンの作り込みが不可欠です。

 

ホスタはシェードガーデンの定番ですが、その中でも葉の美しい2種を選んで昨年6月にお迎えしました。


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青みがかった緑の葉が美しいハルション

 


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斑入りのフリフリ葉っぱが綺麗なワイドブリム

 

昨年はハルションだけ開花しました。

冬は地上部が枯れてしまうので、またしっかり芽吹くか心配しましたが、ハルションは確認出来ました。


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ワイドブリムはまだ芽が確認出来ていませんが芽だし肥えをあげないといけませんね。

 

【ホスタ(ギボウシ)の育て方】

特徴

ギボウシ属は世界の温帯地域で栽培されている多年草(宿根草)

野生種は東アジアの特産で、最も多くの種が分布する日本列島では各地に普通に見られる

海岸近くの低地から亜高山帯、湿原から岸壁まで生息環境もさまざま


葉は根元にまとまってつき、葉の幅はさまざまで、種類によって光沢のあるもの、斑入りのもの、つや消しのもの、白粉を帯びるもの、しわの目立つものなどがある

 

色や形だけでなく葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30センチ以上の大型、20センチ前後の中型、10センチ前後の小型の3タイプに大別される

 

初夏から夏にかけて花茎をまっすぐに、あるいは斜めに伸びて高さ15~200cmになり、白から淡紫色の花を多数咲かせ葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめる

 

花は一日花で、品種によって長さが3cmのものや15cmのものもある

 

最近ではシェードガーデンの定番的存在

ホスタ(ギボウシ)は冬は落葉して地上部がなくなる

 

※科名:クサスギカズラ科、ユリ科リュウゼツラン科で分類される場合もある

 

基本情報


園芸分類

草花,山野草


形態

多年草


原産地

日本、および東アジア


草丈/樹高

15~200cm


開花期

7月~8月


花色

白,紫


耐寒性

強い


耐暑性

強い


特性・用途

落葉性、カラーリーフ、耐寒性が強い、日陰でも育つ、初心者でも育てやすい

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栽培環境

明るい日陰、日当たりは落葉樹の下など半日陰になる場所で育てるのが理想的だが、建物の東側など午前中だけ直射日光が当たる場所でも育つ

 

庭植えの場合はあまり激しく地面が乾燥する場所は避ける

品種によって光を好むもの、葉焼けしやすいものがある


水やり

鉢植えの場合は表土が乾いたら十分に与える

庭植えの場合は基本的には根付いてしまえば水やりの必要はなし

真夏に極端に土が乾いている場合のみ水やりをする


肥料

春の芽吹き前の3月下旬から4月上旬に芽出し肥えとして肥料を施し、5月から6月にかけて、親指大の固形油かすを5号鉢で5~6個ほど施す

花後の9月頃に粒状の肥料を施す


病気と害虫

病気:ウイルス病
ウイルス病は初期には薄いまだら模様が入る

やがて葉があぶった海苔のように縮れて、不規則にゆがみ、ときに腐った黒い斑点が生じる

治癒不能なので、感染した株は廃棄する

 

梅雨が明けるころに白絹病にかかることがある

見つけたら土ごと取り除き処分する

 

害虫:ネコブセンチュウ、アブラムシ
ネコブセンチュウは根にこぶをつくり、株の成長を衰えさせる

ひどい場合は根茎も侵す

放置すると被害が大きくなるので、植え替え時に被害根を切り捨てる


アブラムシは春に展開した若い葉や花茎、蕾につく

ウイルス病を媒介するので、予防的に粒剤の殺虫剤を株元に撒いておき、見つけたら早期に防除する

 


用土

水はけと水持ちが良い適度に湿り気のある土を好む

市販の草花用培養土でも問題なく育つ

赤玉土腐葉土を混合しても良い

 


植えつけ、 植え替え


植え付け
 ポットから株を抜いて根は崩しすぎないようにしてそのまま植える

深植えにならないように注意しましょう。植え付け後はたっぷりと水をやります。

 

植え替え

鉢植えの場合は毎年または1年おきに、2月から3月に植え替えます。庭植えの場合は3~4年に1回掘り上げて、株を整理し、植え直します。


ふやし方

株分け:植え替えの際に、2~3芽がついた根茎を一つの単位として切り分ける

大型の種類は株を2~3つに分割するか、自然に分かれている部分で分けるにとどめる

園芸品種は株分けで増やす

 

タネまき

秋に採取したタネを2月か3月にまく

湿らせたバーミキュライトに種を混ぜて冷蔵庫の野菜室で1カ月ほど保存してからまくと発芽が揃う

とったタネを育てても親と同じ性質をもつとは限らない


主な作業
タネの採取:10月から11月に黄色く熟した果実を採取する

果実の先端が開き始めたころが適期

封筒などに入れて乾燥させ、よいタネだけを選び出す

 

 

日常の管理
 一度植え付けてしまえば特に日常の管理はなし

 

選び方
 ポットの中で根が詰まりすぎていないもの、葉色が薄すぎたり黄ばんだりしていないもの、病害虫が無いものを選ぶ

 

 

剪定・切り戻し
 傷んだ葉は根元から切り取る

花が終わったら株元で花茎をカットする

 

 
収穫
 ギボウシの葉は生け花にも利用できる

最近では初夏に葉物としても流通している

 
夏越し
 特別な夏越しの必要はなし

ホスタは日陰の庭向きの植物なので、夏の強い日差しは苦手植栽する

 
冬越し
 特別な冬越しの必要はなし

冬場のホスタは地上部分はなくなる

 

 

 

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