つる植物の園 ~Vine garden~

つる植物を中心に植えた草花の管理ブログ

クレマチス 『ミケリテ』

今年お迎えしたばかりのジャックマニー系『ミケリテ』


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つる植物の園では5番目となるクレマチスです。

 

先日の蕾発見から楽しみに待ち、、、


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一番花の蕾が色付いて、今か今かとそわそわし

いよいよ咲いてくれました‼️

 

ダークレッドでなかなか妖艶な美人さんです。

…でも、あれっ⁉️


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このラベルの感じで想像してたから、

まず6弁な時点で印象違うし、色味も違いますね💧

 

改めてネットで検索してみると、どちらの色合いも出てくるし、4~6弁の花が混在していたり一番花と二番花で違ったりとかあるらしいですね。

 

何はともあれ初年度からこんな立派な花を咲かせてくれるなんて優秀株で嬉しいです‼️

 

蕾がまだ5つほどあるのでしばらく楽しめそうです。

 

nagna.hatenablog.com

 

クレマチス ミケリテの基本情報】

特徴

クレマチス ミケリテはダークレッド、ワインレッドの上品な剣弁咲きの花を咲かせる園芸品種

クレマチス ミケリテは一般にジャックマニー系、ビチセラ系に分類されており、中輪多花性で横向き咲きの強健種

初夏から秋にかけて前年のツルと今年のツルの両方から花を咲かせる

花色は濃赤色もしくは紫色、花弁の様に見える萼片4個(~6個)と雄蕊と雌蕊からなる花を咲かせる

 

茎はツル性で最大5m迄伸び、葉柄を構造物や他の植物に巻き付けながら成長するため基本的には誘引不要だが、ツルを横へと伸ばしたい時等は葉柄を外して誘引する

草姿はツル性で高さは約300cmまで成長

葉色は緑色、小葉は卵形で羽状複葉して、葉序は対生葉序につく

 

原産:ヨーロッパ
科:キンポウゲ(Ranunculaceae)
属:クレマチス(Clematis)
品種:ミケリテ(mikelite)
花の色:濃赤色、紫色
分類:落葉ツル性木本
草丈:250~300cm
草姿:ツル性
剪定タイプ:新旧両枝咲き
開花時期:6月~9月

ジャックマニー系、ビチセラ系

タイプ:耐寒性落葉多年草(つる性)
花径:8~12cm
植付け適期:9月半ば~10月と2月~3月が最適、または4月~7月に
剪定:強剪定

新旧両枝咲きは前年のツルと今年のツルの両方から花芽をつけるタイプ

 

栽培方法


根が下に伸びるので、植えつけは5号(直径15cm)以上の深鉢を用いる

植えつけの際は根鉢をくずさないように深植え(地上部の1~2節が土に埋まるように)する

後ろにトレリスを立て、つるを誘引してビニールタイなどで固定する

施肥により花芽が形成されますので、立派な花を咲かせるためにはクレマチス専用肥料などを1~2ヶ月に1回与える

水遣りは鉢の表面が乾いたらたっぷりと与える

クレマチスは水を好むので、庭植えの場合も春~夏は最低週に一度は水遣りする

 

花壇の土づくり


クレマチス(ミケリテ)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花を咲かせ、直射日光が3時間~5時間の半日陰迄で育てる事が出来る

土は通気性が良く有機質に富む肥沃な土壌を好む

植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライト軽石等を入れ、肥沃さを高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善すると良い

植付け時は一節以上を土の中に入れて深植えする事で土の中の節から新しいツルと根が出てくる
 

鉢土づくり


クレマチス(ミケリテ)は通気性が良い肥沃な培養土で育てる

自作する場合は’赤玉土小粒4割+鹿沼土3割+腐葉土3割+元肥’を混ぜた培養土がおすすめ

 

水やり


クレマチス ミケリテは地植えしている場合は一度根付くと水やりは基本的に不要で降水のみで育てられる

鉢植えで育てている場合や降水がなく乾燥が続く場合等は、土の表面もしくは表層が乾いてきたタイミングで水やりを行うと良い

 

肥料


クレマチス ミケリテは植付け時もしくは休眠中の冬に土質を改善する堆肥と有機質の肥料を施す

追肥は生育期間中、2週間に1度のペースで液肥を与えるか、規定されている量の緩効性肥料を施す

 

剪定

 

◼️花後の剪定


花がらを花の根元の部分からカット

今年伸びた新梢も2~3節残して切り詰めると

次の花の開花を促す事が出来、50~60日で二番花が見られる


◼️2月の剪定


充実した芽をのこし地際から剪定

冬から早春にかけて成長が始まる前に枯れた茎や弱った茎を取り除き、地面から約15cm~20cmの長さを目安に太い新芽のある上で強く切り戻しを行う


クレマチス ミケリテは前年のツルと今年のツルの両方に花が咲くクレマチスのため、剪定によって花が咲かなくなる心配はない

 

夏越し


クレマチス ミケリテは夏の高温多湿に強く、夏越し対策は基本的に不要

枯れた花をカットしたり水やりを行い株が弱らないように管理する
 

冬越し


Hardiness:4b~8a

クレマチス ミケリテは耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は特にない。

来年の成長に備え株の周囲に穴を掘り有機肥料を入れたり、腐葉土でマルチングしてあげる等して上げる

 

増やし方


クレマチス ミケリテは挿し木や取り木によって増やす事ができる

 

挿し木

クレマチス ミケリテの挿し木時期は初夏から夏が適している

この頃になると新鞘がある程度成熟して弾力をもっており、未熟な枝と違い乾燥しにくく、また古い枝のように発根力が低くないため挿し木の成功率が高い

挿し穂の長さは約7~15cm、その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行う

水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理する

 

取り木(圧条法)

取り木(圧条法)とは茎が柔軟で曲げやすい植物で行われる技法で、茎の1部を土に触れさせる、または茎全体を土に被せ発根させる

 

クレマチス ミケリテの取り木(圧条法)を行う時期は4月から7月が適します。ツル状の茎を曲げて2節程度を土中に埋めクリップ等で固定しておく

また茎の先端部は土から出して支柱に括り垂直に誘引しておく

暫くして節から根が出てしっかり活着したら親株と繋がった茎を切り離し、株を掘り起こして植え替えして下さい。
 


病気

 

うどん粉病

サビ病
白絹病
立枯病


害虫

 

アブラムシ
ヨトウムシ
ナメクジ
コガネムシ


 
 【ピンクジャスミン 可愛らしく咲いてます】

今年は花数少なめ控え目なジャスミナムステ ファネンセ


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 でも色、形、大きさ本当に全てが可愛らしい💞

挿し木から地植えしたクローンもしっかり育ってます。

 

【狙い通りの時間差開花】


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タピアン ローズに大分遅れて咲き出したタピアン バイオレット

 

やっぱりかなりビビッドです

 

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