つる植物の園 ~Vine garden~

つる植物を中心に植えた草花の管理ブログ

ヘーベ ハートブレイカー

寄せ植えの引き立て役におすすめな

ヘーベ ハートブレイカ


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外側の斑部分が春夏はクリーム色

秋冬はくすみパープルへと色づき、

そのグラデーションが雰囲気を出してくれる

ラグジュアリーな常緑のカラーリーフです。


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つる植物の園では当初アネモネラナンキュラス

スーパーアリッサムハツユキカズラと共に

お迎えし、季節の花を植え替えて楽しんで

います。

 

ヘーベ ハートブレイカーとハツユキカズラ

常にスタンバイしている引き立て役です。

 

良い差し色になり、一年中葉色の変化と開花を楽しめるのでハンギングバスケットにもおすすめです。

 

【ヘーベ ハートブレイカーの基本情報】

​​​ 

原産

ニュージーランド、南米


ゴマハノクサ

オオバコ


へーべ(Hebe)


品種

ハートブレーカー(heartbreaker)

 

別名
トラノオノキ


花色

紫色


分類

半耐寒性常緑低木


樹高

50cm


開花

6月~9月


耐寒性

普通


耐暑性

普通


植え付け・植え替え

6月 、7月

 


【ヘーベ ハートブレイカーの特徴】


へーべ ハートブレーカーは、青緑色の葉縁にクリーム色の覆輪が入り、寒くなるとマジェンタ色へと葉が色変わりする多年生植物

 

開花時期は初夏から秋、花は約5cmの長さの穂状花序に紫色の小花を密につける

 

草姿は直立で高さは約50cm × 幅は約60cmまで成長し、葉は楕円形で中央が青緑色をしており葉縁はクリーム色

 

寒くなると葉全体が赤色に色付き、また若い葉は赤紫色

 

へーべ ハートブレーカーは、ラグジュアリーな雰囲気を演出する美しいカラーリーフをもち寄せ植えやハンギングバスケットに最適

 

ヘーベは鉢植えの園芸用の花としても多く栽培されており、花色などによって140以上の種類がある

 

ヘーベ ハートブレイカーは一般的なへーべと比べ斑点病等への耐性があり病気にかかりにくいため梅雨時期に株が弱ったり枯れる心配も少なめ

 

ただし-10度を越えるような寒冷地での屋外での越冬は難しいため管理には注意が必要

 

 

【へーべ ハートブレーカーの育て方】


ヘーベは日当たりを好むが、直射日光にはそれほど強くない

また高温多湿の環境にも弱いため、夏などの時期は風通しが良く、直射日光の当たらない半日陰や明るい日陰に移動させると良い

日照不足になると花つきが悪くなったり、葉が大きく成長しなくなるため、注意しながら管理する


 

花壇の土づくり

へーべ ハートブレーカーは日当たりの良い場所から明るい日陰まで育てることが出来る

 

水捌けがよい肥沃な土を好み、粘土質の土を嫌う

植付けの前に必要に応じて改良用土をいれて改善し、改善後は腐葉土を3割、規定の量の元肥を入れて混ぜ合わせた後に植付ける


鉢土づくり

へーべ ハートブレーカーは通気性のいい培養土を好む

自作する場合は赤玉土小粒6:腐葉土3:パーライト1+元肥を混ぜた培養土がおすすめ

 

ヘーベの置き場所

ヘーベは温度や湿度などには十分に注意して管理する必要がある

日本の激しい気候環境では弱ってしまうこともあるので注意が必要

 

特に夏は高温多湿の環境を避けるため、屋外や室内の風通しの良い場所に置き、直射日光には当たらないよう日陰などに鉢を移動させて育てるようにする

 

また、梅雨の時期など、雨の日が続いた場合は蒸れを防ぐため、屋内に取り入れて風通しの良い場所に移動した方が良い

秋から春のあいだは日当たりの良い場所に移動させる

 

ヘーベは冬の寒さには弱く、霜に当たると枯れてしまうこともあるため、基本的に冬のあいだは室内に取り込む必要があるが、ハートブレイカーは耐寒性が強い品種なので、屋外でも冬越しも可能


水やりの仕方

へーべ ハートブレーカーは土がしっかり乾いてから水やりを行う

水の与え過ぎによる多湿環境や葉に溜まる水滴、泥跳ねは真菌性の病気にかかりやすくなるため、管理に注意が必要

 

夏の水やり

ヘーベは高い湿度には弱いため、水は与えすぎないようにする

特に夏の時期は湿度が高くなりやすいので、注意

水やりは少しずつ与えるのでなく、1回でたっぷりと与えると土の中の空気や不要な成分を流しだすことができる

 


冬の水やり

冬も同じように、土の表面が乾いてから水をしっかりと与えるようにする

目安としては土の表面を指で触ってもそれほど汚れない程度になるまで、乾くのを待つ

日が落ちたあとや夜間の水やりは根を痛めやすいので、日中の気温が高いあいだに与える


肥料

へーべ ハートブレーカーの肥料は、苗を植付ける時に元肥を施す

生育期間中は緩効性の肥料を1ヶ月から2ヶ月に1度与える

 

開花時期の始まりと終わりである3月と6月頃に、緩効性の化成肥料か固形の油かすを置き肥として与える

すでに葉茎が十分に育っており、花つきだけを良くしたい場合は、チッ素が含まれた肥料の使用を少し控える

置き肥ではなく液体肥料を使用する場合は、月2回から3回ほど与えると良い

肥料が不足してしまうと花の量が減ったり、花つきが悪くなることもあるので、しっかりと与えるようにする

 

剪定

へーべ ハートブレーカーの剪定は基本的に不要だが、生育期間中であれば形の崩れた茎を切り戻したり摘芯による分枝が可能
 

夏越し

へーべ ハートブレーカーは高温多湿の夏が少し苦手なので夏の間は日陰や半日影の涼しい場所に移動させ、枯れた花をカットしたり、水やりを行い株が弱らないように管理する
 

冬越し


へーべ ハートブレーカーは寒さや軽い霜に耐えるものの強い霜に当たると枯れる恐れがある

関東以北の地域では温室や室内に移動させたり、それが難しい場合は株元に腐葉土を盛り不織布やビニールで植物の周囲を囲うと良い

 

腐葉土を約2cm~3cmマルチングする事で肥料も兼ねて土の健康を保つ効果も

秋頃から草木灰等のカリ肥料を与え株を丈夫にしたり、種を付けないように花がらを摘み株の体力を下げないのも冬越しを成功させる秘訣
 

増やし方


へーべ ハートブレーカーは挿し木や株分けによって増やす事ができる

 

挿し木

へーべ ハートブレーカーの挿し木時期は成長期間であればいつでも行える

新しく成長した健康な茎を選び切りとり、7cm前後で茎を切り分ける

植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がる

上部にある葉は残し下部の葉は取り除く

切り口に発根ホルモンを付け湿らせた培地(ピートモスバーミキュライトパーライトの混合か単体で使う)に挿す
 


病気・害虫

斑点病
ベト病
根腐れ


温度などの環境には少し弱いが、病気や害虫の面では比較的丈夫な植物

十分な日照量があり、風通しの良い環境であれば、特に被害を受けやすい病気や害虫はない

 

植え替え・植え付け

 

新しい鉢に移してから真夏を越させるようにする

生育や状態を悪くしてしまう可能性が高いため、花が咲いているあいだの植え替えはしない

鉢から抜き出したあとは軽く土を落としてから、古い根や傷んだ根を切り取ってから、一回り大きい鉢へ移す

風通しや生育を良くするためにも、古い葉や伸びすぎた部分を剪定しておくと翌年の花つきも良くなる

 

 

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