少し前に存在を知ってからお迎えしたくてたまらなかった西洋ニンジンボク(チェストベリー)
偶然見たサイトで花の少ない夏の庭に鮮やかな濃い青系の花をたくさん咲かせる画像を見て、なんて存在感のあるシンボルツリーだろう、と感銘を受けました。
苗木の時の繊細で美しい枝振りも手のひら形の綺麗な葉が際立って良いのですが、地植えして旺盛に育った時の迫力ある枝の広がりと花付きをこの目で見たくなりました。
何軒か園芸店を探しても見つからず、やっぱりネット購入するしかないかな、とあきらめかけた矢先に偶然見つけたラス1の鉢でした。
枝振りも良く、しっかり蕾が付いていたので迷わずお迎えしました。
白花・ピンク花のものはその後も度々見かけるのですが、やはり最初に見た鮮やかな青花のインパクトが忘れられなかったので、お迎え出来て嬉しいです。
さらに西洋ニンジンボクの実、チェストベリーの女性に嬉しい効能についてもめちゃくちゃ気になるところです。
うちで収穫出来るまでに自分の体に合っているものなのか市販のハーブティーから試してみたいと思っています。
7月になると同時に花が咲き始めました。
白っぽい蕾が開いた途端に濃い紫に…
満開が楽しみです。
香りも良いとの事で嗅いでみると…
まだ咲き始めですがほんのり甘い香りがしました。
9月に入って涼しくなるまで鉢で大切に管理して地植えしたいと思います。
【セイヨウニンジンボクの基本情報】
和名:セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
科名:シソ科
属名:ハマゴウ属
特徴
チェストツリー(chaste treeシソ科ハマゴウ属Vitex agnus-castusセイヨウニンジンボク)は地中海沿岸から西アジアに自生する低木です。
主に海浜に自生し、葉は掌状で、初夏の頃に鮮やかな青い小花を房状に咲かせ、花も葉も実も特徴ある芳香をもっています。
生育旺盛で育てやすい落葉低木ですが、あまり栽培されていないこのチェストツリーの仲間ハマゴウ属の植物には、日本でも沖縄などの海浜でみられるハマゴウ(Vitex rotundifolia)や南太平洋地域の海浜に多く自生するミツバハマゴウ(Vitex trifolia)などがあり、同じく薬用植物として活用されてきました。
このなかで寒さに強く花が美しいことから栽培されるのが、セイヨウニンジンボクです。
花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴
樹高は3mほどになり、枝も広く張るため、栽培するには多少広い場所が必要ですが、開花時にはひときわ目立ちます。
葉は、5~9枚の手のひら状になり、花のない時期でも楽しむことができます。
なお、ニンジンボクの名は、この葉が、チョウセンニンジンに似ることに由来しています。
〈基本データ〉
園芸分類
庭木・花木・ハーブ
形態
低木
原産地
ヨーロッパ南部
樹高
2~3m
開花期
7月~9月
花色
青紫
耐寒性
強い
耐暑性
強い
特性・用途
落葉性,開花期が長い,香りがある,耐寒性が強い
〈育て方のポイント〉
栽培環境
午前中半日程度は日が当たる場所から日なたで、冬に寒風が当たらず、水はけがよく乾きすぎない土壌であれば、特別な管理をしなくても毎年よく花を咲かせる
旺盛に生育し短期間で大きくなるので、植え場所は直径3mほどの広さが必要
水やり
特に必要ないが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりする
肥料
2月から3月に寒肥として、油かすや緩効性の化成肥料を施す
病気と害虫
病気:特になし
害虫:特になし
植えつけ、 植え替え
庭への植えつけは、霜の降りなくなった3月から4月、または涼しくなる9月下旬から11月に行う
根鉢の表面を1/3程度くずして、根鉢の大きさの2~3倍の深さ、直径の植え穴を掘り、植え戻す土量の1/3程度の腐葉土と、油かすや緩効性の化成肥料などの元肥を混合して、植えつける
根が粗いので移植が難しい為、植え場所は、よく吟味して選ぶ
ふやし方
さし木:その年に伸びた枝を9月に、または、前年に伸びた枝を3月にさし木してふやす
枝を2~3節で切り取り、節の下1cmのところをナイフやカッターなどで斜めに切り直す
枝先の葉の大きさを半分から1/3程度に切って、赤玉土小粒やさし木用土にさす
日陰に置き、乾かないように管理する
主な作業
剪定:適期は2月下旬~3月
セイヨウニンジンボクは枝数がそう多くないうえに、自然と樹形が整うので、強剪定は控え、樹形を乱す徒長枝や、株の内側の枯れ枝を切り除く程度に剪定する
大きくなりすぎた場合は、切り戻すこともできる
【チェストベリー効能、収穫と利用法】
難しい手入れ等も特になく、家庭でも育てられるチェストベリー
その実は収穫してハーブティーとして楽しむことが出来る
チェストベリーの効能
チェストべリーは、月経前症候群(PMS)、月経痛、月経不順、そして更年期の症状など女性の不調の改善や催乳などに用いられてきた人気の高いメディカルハーブであり、女性のためのハーブの代表的なものといえる
ホルモンに似た成分を含んでいることから、治療薬としての研究も進められている
具体的には、
月経痛
月経不順
子宮筋腫
更年期障害
等の婦人科系疾患に効果を発揮する
月経中のにきび、口唇疱疹、ひざのむくみ等への効果も期待できる、女性の味方のようなハーブ
その効能により、ピルや常用している薬との併用ができない等といった注意点もあるので確認が必要
チェストベリーは、7~9月に花を咲かせ、直径2~3㎜程の球体の実をつける
実ができたときは白みがかった黄緑色をしていますが、やがて成熟して黒色になる
この実を収穫(黒色になるまで待つ必要はありません)し、ハーブティーを作ることができる
チェストベリーハーブティーの作り方
まず、チェストベリーの実を収穫する
それをざる等に広げ、2週間~約1ヵ月程室内で乾燥させドライハーブにする
小さじ1/2杯程のドライチェストベリーを、お湯180ccに入れて5~10分程蒸らせば完成
香ばしくほのかな苦味と、ハーブ特有のすっきり感のある味わい
チェストベリーの果実の風味はコショウに似ているため、香辛料として使うために古くから栽培されてきた
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ドライチェストベリーがたくさん出来たらさらに一手間かけてハーブティーよりも強い効果が得られるチンキ(濃縮エキス)を作るのもおすすめ
チンキとは、ハーブの濃縮エキスのことを言う
乾いたハーブをアルコール度数の高いウォッカやホワイトリカーなどにつけて、有効成分を抽出したもの
1年ほど保存がきくので毎年たくさん作れば常用出来る
チェストベリーチンキの作り方
<準備するもの>
◾ビン(漬け込み用)
サイズは小ぶりのもので、ジャムが入っているようなビンが良い
ビンは煮沸消毒しておく
◾乾燥させたチェストベリー 30g
◾ウォッカ、ホワイトリカー等のアルコール度数の高いお酒 250g
◾ビン(保存用)
煮沸消毒済の遮光性のある瓶
<作り方>
1.ビンにドライチェストベリーを入れる
2.アルコールをチェストベリーの実が十分に浸かるくらいまで入れてふたを閉める
3.約2~3か月の間、直射日光が当たらないように保管する
4.茶こしで濾して抽出したエキスを遮光性のある瓶に注ぐ
完成したチェストベリーチンキは直射日光の当たらないところで約1年間保管できる
紅茶やお湯等の飲み物コップ1杯に、チンキを小さじ1/2くらいが目安
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【食べた実育ちのミニトマトの実が出来始めました】
二度目の今年はほぼ放置でしたが、気付いたら実がなってました。
先端部がほんのりとんがってるように見えます。
採種した実と同じ形になりそうな気配。
色はどうでしょうね?
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